​上質な脚本と演出、傑出した二人の演技に魅せられる必見の演劇です。

【 殺人 】
殺人（さつじん）とは人を殺すこと、すなわち人間の生命を絶つことである。人殺し（ひとごろし）ともいう。（広辞苑）
殺人は、重い犯罪として規定されていることが一般的である。法域によっては殺人を行った者は死刑に処される可能性がある。殺人と言えば、一般的には、自分以外の人間を殺すことを指していることが多い。（ウィキペディア）

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死刑とは特殊な刑罰、物理的な生命の終焉をもって刑の完了となる。それまでは刑を待つ期間を拘置所という施設で、突然おとずれる執行の時をひたすら耐え怯えながら待つ事となる。30年以上もその時を待つ受刑者もいる。

今より近い将来の令和◯年、日本の刑法が改正された。国内や海外の多方面から非人道的な制度との批判を受け、執行時期の判断についてある選択肢があたえられた。

それはとても日本的な選択肢…「自ら決めてもらう」。
ただし、ある条件がある…「他者に認めてもらう」。

生の終わり、殺人の共有。
その他者となるためにもある条件が。

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拘置所の面会室で出会う、死刑囚の「女」と共有者の「男」。
二人にはそれぞれある思惑が。
二人の感情は、であい、ふれあい、すれちがい、かさなり、みとめあい、いつしかそれは「生」の共有となる。
そして時をむかえる。
選んだのは…。

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劇場で観たときには箱という場でもあり自分は傍観者であった印象でしたが、動画では二人の表情がよく分かるため自分が共有者に成り代わったようで、よりいっそうストーリーに引き込まれました。
上質な脚本と演出、傑出した二人の演技に魅せられる必見の演劇です。動画のみならず機会があればぜひ劇場で体験することもおすすめします。