top of page

​最後まで興味深く観るという凄いこと

江田由紀浩(俳優・脚本家・演出家・ラジオパーソナリティ)

観ましたよ、観ましたよ。
まず最初に言っておきたいのは、逸人は男前だし、飛世は綺麗。これ、ふざけてるワケじゃなく、ホントにそう思ったんだから仕方がないし、そして、それは自分がこの作品を観るにあたって凄く良かったことです。

さて、内容に関してはというと、観る前のイメージは「暗そう」「重そう」「死刑について考えてみてはどうですか?って提示されそう」。ちょっと苦手かな、と思ってました。


けど、観てみたらそんなことはなくって、というか、「そんな風に観なかったので」そんなことはなく、案外、すんなり観ることができました。もちろんそれは、脚本を書かれた方、今回の演出の方、出演者達の意図とは違うのかもしれないけれど。そして、違わないのかもしれないけれど。
しょうもないほどバカバカしいコントを観て「生死を考える」に至ってしまうこともあれば、壮絶なまでの悲劇を観てギャグを思いついてしまうことだってあってしまう。自分が作り手の場合、頭を悩まされることではあるけれど、そんなことはあってしまいます。

ただ結局は、今回、観る側の立場として思ったのは、「観てよかったな」です。単純に、前向きに楽しめた、ということです。飽きること無く最後まで観ました。これって実は凄いことです。
間違いなく、脚本家の方、演出された方、出演者達、あとは映像なのでね、撮った方、編集された方のチカラです。素晴らしい。

ということで、嘘、偽りのない感想、「最後まで興味深く観るという凄いこと」を体験させてくれて、ありがとうございました!!!

bottom of page